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住職のブログ

『登山』×仏教『宗派』

  • 主観的仏教度:★★★☆☆(星3つ)

    2014.12.25

    未分類

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    仏教にはどれほどの宗派があるのでしょうか。早速調べてみたところ、日本には50を超える宗派が存在するようです。当院の臨済宗妙心寺派もそのうちのひとつです。

    仏教は、およそ2500年前にインドに実在したお釈迦さまの教えが基本です。そのお釈迦さまの教えをどのように伝えていくか、伝える方法の違いが宗派の違いなのだと思います。
    仏教をふくめ、宗教について正しく理解しておくことは、とても大切なことだと思います。ただ、仏教だけでも50を超える宗派があり、仏教以外の宗教も数多く存在するので、とても難しく感じてしまいます。

    そこで登山です。

    山の頂上には、それぞれの宗派が目指すゴールがあります。ゴールは、その人がおおきな安心を得ることだと思います。仏教では悟りといいます。
    頂上を目指して登山を始める際、登山ルートが何カ所かあります。どのルートから登っていくのかが、数多くある宗派のちがいです。
    どのルートを選んでも、さいごは頂上にかならずたどり着けるのだと思います。
    登山ですから道中はなるべく軽装です。余分なものは必要ありません。山ではお金も役に立ちません。
    助け合いながら、一緒に登る仲間がいるのもいいと思います。ただ、山頂へ歩をすすめていくのは自分です。自分で行動することを「行(ぎょう)」といいます。坐禅をしてこころを落ち着けたり、無心でお経を読んだりすることです。
    目指す頂上がわかっていれば、宗派のちがいはそれほど難しいものではないと思います。

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