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仏教的Blog

「これは仏教的」と感じるモノ、出来事、音楽、芸術などについてお話します。星の数は、主観的仏教度の目安です。
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『5円坊主相談所』×仏教『捨てる、止まる』

  • 主観的仏教度:★★★★★(星5つ)

    2015.12.08

    未分類

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    私は社会福祉士という活動をしています。以前は地域包括支援センターという行政機関に所属していましたが、現在はお寺に相談室を置いて、お年寄りや、障がいのある方の相談援助をしています。

    相談といっても、お寺に来ていただくことは稀で、相談者のご自宅に出かけて行ってお話をすることがおおいです(足の不自由な方もみえるので)。そんな空いていることの多い相談室を有効活用しようと思い始めたのが、5円坊主相談所です。

    「5円坊主相談所」というネーミングの由来はとても安易で単純です。私自身が、相談に来られた方とのご縁を大切にしたいという思いと、相談に来られる方には、お賽銭を投げるような感覚でご来院いただきたいという思いから「5円」としました。

    「坊主」としたのは、「住職」とか「僧侶」とすると堅い印象があるかなと思ったからです。「坊主」という言葉は「お寺の主」という意味で使っていますが、ところが、ところが、現代風には「坊主丸儲け」や「生臭坊主」など、ネガティブイメージで使われることが多いということに後から気付きました・・・。まぁ名前はさておいて、大切なのは中身です。と前向きに考えています。

     

    さて、9月から相談所を始め、たくさんの相談者の方々にお越しいただいています。お越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。

    相談の詳しい内容は、秘密厳守の相談所なので、オープンにできかねますが、人間関係の相談、体やこころの病気の相談、介護の相談、仕事の相談など多種多様です。

    相談時間はおよそ60分前後です。60分より短いと、最初はお互いに緊張していて本当に話したいことが話せずに終わってしまいますし、60分を超えるとお互いに疲れて集中力を欠いてくるので、60分前後というのが最適な相談時間だと思います。

    相談の流れですが、おおよそわたしは聞き手にまわります。そしてお話をきいて感じたことについて、少しお話をします。

    お話をするときにキーワードとしているのが「捨てる」とか「止まる」ということです。

    私たちは非常に多くの「もの」をもっています。それは物質的な「物」の他に、「心の荷物」もたくさん持っています。心の荷物とは、例えば「とらわれる心、こだわる心、かたよる心」などです。

    また、社会の進むスピードがどんどん速くなっていて、人間の営みも速くなっています。速くなるのは便利なことですが、速く物事をこなして得た時間を何に使っているかというと、また違う営みをつめこんでいます。結局、時間的ゆとりはうまれていないということです。

    そのような渦中では、「得る」「失う」「流す」「流される」「先を読む」「振り返る」「やめさせる」「やめさせられる」などは日常的に体験します。

    一方で、「捨てる」とか「止まる」というのは、皆さんやっているようで、意外とやっていない動作です。

    「捨てる」「止まる」をキーワードにしながら、「生老病死」「縁」「無常」などの法話をしています。

    仏法は、迷える人のためにある教えです。迷える人はもちろんのこと、いまは迷いのない方も後々の予防薬として、仏法にふれる機会をもつことは尊いことです。

    どうぞ今後も皆さまとご縁がありますように。

     

     

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