この時期、西住院のお庭は新緑がいきいきとして薫風が心地よく、足元をみると杉苔が生命力を発揮しています。お庭の自然から季節の移り変わりを感じ、衣替えを済ませ座敷の障子を外して御簾をかけました。
もうすぐ夏がやってきますね。
西住院のお庭の木々は古いもので樹齢百年をこえているそうです。わたしが生まれるよりも前からある自然に囲まれて生活できている有り難さを感じます。
「柳は緑 花は紅」という言葉があります。植物は自然の流れに逆らわずその生命を全うしています。
わたしもそうでありたいと願い、庭掃除をするときには「柳は緑 花は紅」のこころを植物から学ぼうと思っています。
お寺にいらした際は、ぜひお庭の散策をしてみてください。四季折々の自然を感じられると思います。
それでは、お施餓鬼でお会い出来る日を楽しみにしています。